2019年4月8日月曜日

当ブログを閉鎖いたします

当ブログは2016年4月1日付で明海大学外国語学部長、同大学大学院応用言語学研究科長に就くことになったのを契機に「明海な外国語学部長日誌」として開設したものです。

その後、2018年3月31日付で上記役職を退くことになり、ブログ名を「明海な大学日誌」と改称しました。

さらに、今回、2019年3月31日付で副学長職も退くことになったので、3つあった、わたくしのブログを整理し、当ブログを閉鎖することにいたしました。
http://oyukio.blogspot.com/2019/04/blog-post.html

この3年間にアップした記事はさほど多くありませんが、現在でもその意義を失っていないものもあるように思いますので、「閉鎖する」と言っても、新たな記事の掲載をしないということで、(少なくとも当面は)これまでの記事はご覧になれる状態にしておきます。

「大津研ブログ」と「新浦安日記」に対する変わらぬご支援をお願いいたします。


2018年4月22日日曜日

「学校英文法と学校国文法の連携に関する理論的・実証的研究」科学研究費採択!

 「学校英文法と学校国文法の連携に関する理論的・実証的研究」(研究代表者 大津由紀雄)として申請していた研究プロジェクトが採択されました。研究期間は2018(平成30)年度から2020(平成32)年度までの3年間です。
  研究分担者は、嶋田珠巳・明海大学教授、久保野雅史・神奈川大学教授、庵功・一橋大学教授、森篤嗣・京都外国語大学教授の4名です。また、研究協力者として、渡辺香代子・埼玉県杉戸町立西小学校教諭、久保野りえ・筑波大学附属中学校非常勤講師、斎藤菊枝・埼玉県立大宮武蔵野高校教諭、北川蘭・我孫子二階堂高等学校教諭、末岡敏明・東京学芸大学附属小金井中学校教諭に協力を要請しました。かなり強力な布陣と自負しています。
 わたくしが外国語学部長、P&P教育センター長在任時に明海大学に複言語・複文化教育を導入いたしましたが、その考えが変わらず維持されるのであれば、今回の採択は明海大学にとっても非常に重要な意味を持つものです。
 このプロジェクトについてより詳しくは以下のサイトをご覧ください。
http://oyukio.blogspot.jp/2018/04/blog-post.html

2018年3月29日木曜日

気持ちも新たに

この2年間、明海大学の中では、副学長、外国語学部長、応用言語学研究科長、複言語・複文化教育センター長、それに本来の教授職を併せて、5つの役職を兼務してきました。3月末を以て、これらの役職のうち、副学長と教授職を除く、すべての役職から解放されることになりました。この2年間は週日、週末を問わず、学期中、長期休暇中を問わず、ほとんど休みが取れず、精神的にも、体力的にもかなり無理をしてきました。その負担が大幅に軽減されることに喜びを感じています。

とはいうものの、心残りもあります。2年前の4月1日に書き込んだ、最初の投稿でつぎのように記しました。


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考えるまでもなく、この5つをまっとうに兼務することはまず不可能です。にもかかわらず、理事長・学長からの就任要請をお受けしたのは明海大学の人文系学部と大学院の改革を断行し、その再生を図れという、強い要請意図を感じ取ったからです。そのとき、わたくしは、その改革が成功すれば、それは明海大学の枠を超え、一部、「スーパーグローバル大学」級の大学を除いた、人文系大学の再生のモデルケースとなるであろうという野望を抱いたことも正直に告白しておきましょう。

その改革の根本にあるものはなにかと問われれば、それは本道への回帰だということになります。少子化傾向の中、入学者の確保に汲々とする人文系大学・学部の多くは就職率の向上やそれに連なるTOEIC等の英語力検定試験のスコアの向上のみに力を注いでいます。しかし、いま必要なのはそうした対処療法的な対策に終始するのではなく、中長期的展望に立って大学・学部の目指すところを明確に定め、それに向かっての工程を明らかにすることであるとわたくしは考えます。

わが外国語学部はその目指すところを、複言語・複文化主義に基づき、真の意味でのグローバル精神を持った人間を育成することと定め、その目標に向かって、さまざまな試みを行っていきます。
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この文章に記した目標に向かって邁進してきたものの、表面に現れた成果はあまり多くありませんでした。改革にはいろいろな壁が立ちはだかります。乗り越えることができなかった壁がいくつもあったことを正直に告白しておきましょう。とても残念です。

しかし、わたくしの性格を少しでもご存知の方であれば、わたくしがこんなことで考えを変えるはずはないとご想像のことと思います。いまのところ、表面に現れた成果はあまり多くなくとも、いずれ、蒔いた種が実を結ぶときがやってくると信じています。幸い、大学院を中心とした研究面での充実を主たる任務とした副学長職には留まることになりましたので、今後はその立場から明海大学についてはもちろんのこと、明海大学に限らず広く日本の大学の在り方について考え、発言を続けるつもりです。

ブログのタイトルも「明海な大学日誌」と改め、気持ちも新たに再出発です。

変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。

追伸 
以上の経緯がありますので、2018年4月1日以降の外国語学部、応用言語学研究科、および複言語・複文化教育センターの運営方針はわたくし自身のものではなくなります。ご承知おきのほど、よろしくお願いいたします。

2017年11月14日火曜日

オープンキャンパスでの話(4)

2017年11月12日(日曜日)
 きょうは今年度最後のオープンキャンパスです。高校1年生や2年生もいるようですので、みなさんの関心が高い海外留学や国内語学研修の話をしましょう。
 明海大学外国語学部では語学力の育成だけでなく、在学中に、学生の皆さんが社会人として必要な教養も身につけられるよう工夫された教育体制をとっています。ただ、外国語学部である以上、語学力、ことに、言語運用能力の育成にも力を注いでいます。
 外国語学部の中には日本語学科、英米語学科、中国語学科の3つの学科がありますが、それぞれ充実した海外留学プログラムを持っています。
 日本語学科--明海の日本語学科は外国語学部の中にあります。つまり、外国語としての日本語という視点を持っているのです。日本語を母語としない人たちへの日本語の教育を「日本語教育」と呼びますが、日本語学科ではオーストラリアや韓国で日本語教育の実態を見たり、研修を受けたりする機会が設けられています。
 英米語学科では長期短期併せてアメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリスなどへの留学の機会が豊富に設けられています。なかには、成績優秀者のために費用を大学が奨学金という形で提供するプログラムもあります。
 中国語学科でも中国や台湾の有名大学への留学制度があります。中国へ1年間の長期留学する制度もあります。成績優秀者には大学が費用を負担する制度もあります。これらの制度を利用して、中国語、中国文化に触れて、自分自身を磨いた先輩たちもたくさんいます。
 きょうはのちほど、MPPECの多目的ゾーンで英米語学科と中国語学科の留学体験者がその体験を語る学生トークライブが開かれます。
 これらに加えて、英米語学科では国内英語集中研修というプログラムもあります。いわば英語漬けの生活を2週間程度送ることによって英語を磨こうという狙いです。専任の英語話者の先生がたが朝から晩まで責任をもって指導します。特筆すべきはテキスト代以外は費用は一切必要ないという点です。
 こうした恵まれた環境の中で、外国語運用能力を磨き、教養を高め、真のグローバル精神を持った人間として成長してみませんか。



 

2017年11月9日木曜日

来年度用プロモーションビデオ

本日、来年度用の明海大学プロモーションビデオの複言語・複文化教育センター(P&P)分を撮りました。それぞれ約30秒で話した内容はおよそつぎのとおりです。

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ことばは人間の本性に根ざしたもので、わたくしたちの思考、考える過程を支えます。明海大学では、「複言語・複文化主義」といって、一人一人が母語と複数の外国語に慣れ親しむことによって、ことばを最大限に活用できる力を育成することを目指します。そして、その実践の場として、いまわたくしが立っているこの場所、MPPECがあります。
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MPPECのなかには、日本語ゾーン、英語ゾーン、中国語ゾーンがあり、それぞれの言語を母語とする人、ネイティブスピーカーが常駐して、学生たちが交流できるようになっています。将来的には、他の言語、たとえば、ロシア語、スペイン語、韓国語などにも対応できるようにと考えています。
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わたくしはこの種の撮影では原稿を用意しないで、雰囲気を大事にして話をします。上記も実際に話したところとは表現が若干違っています。

2017年10月13日金曜日

インターンシップ報告会

本日(2017年10月13日)、夏季インターンシップを体験した、日本語学科3年生8名を対象とした、「インターンシップ報告会」が開かれました。以下はわたくしのまとめのコメントです。

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 みなさん、貴重な体験をしたようで、うれしく思います。

 さきほどの報告も、みな、よく準備されていたと思います。これから体験する就職活動もそうですが、みなさんのこれからの人生にとって大切なことは人としての輝きです。たとえば、就職試験の面接では、審査にあたる人に「この人には内に秘めたなにかがある」「この人と一緒に仕事がしたい」と思わせる必要があります。この人としての輝きは一朝一夕には得られません。日々の努力の中で自然に身についてくるものです。

 きょうのみなさんの報告はとてもきちんとまとめられていましたが、必ずしも整然としていなくてもよいのです。荒削りな部分が残っていてもよい。むしろ、若者としてはそのほうがよいかもしれません。

 残された1年半の大学生活の中で、ぜひいまお話しした、人としての輝きを身につけてほしい。心からそう願います。
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2017年10月4日水曜日

ジョセフ・テーボルト君の博士論文公開審査会

応用言語学研究科では以下の要領で博士後期課程院生のジョセフ・テーボルト君の博士論文公開審査会を行います。公開ですので、どなたでも参加できます。ただし、審査会ですので、途中での出入りはお静かに願います。

2017年10月19日(木曜日)
午後2時45分から(開始時間が変更になりました)
午後2時から
明海大学浦安キャンパス講義棟2103教室

論文題名
Possibilities in Discourse: Must, May/Might and Can/Could
主査:大津由紀雄
副査:嶋田珠巳、木山三佳、瀧田健介、クリス・タンクレディ(慶應義塾大学)

テーボルト君による口頭発表は午後2時から約1時間の予定で、使用言語は日本語です。そのあと、主査・副査による口頭試問が行われます。この部分は日本語と英語のバイリンガル討論です。

多数のご来場をお待ちしています。

2017年10月1日日曜日

オープンキャンパスでの話(3)

2017年10月1日(日曜日)
 多くの皆さんが気にかけているのが就職でしょうね。《この大学のこの学部を卒業したら、どんな企業に就職できるのか》とかね。外国語学部に関心があるなら、《就職を少しでも有利に運ぶために外国語が使えるようにしておきたい》と思っている人も少なくないでしょう。
 それはそれでよくわかるのですが、でも、就職はそのあとに待ち受けている長い人生への扉のようなものです。問題はその扉を開けてから、充実した、楽しい人生を送ることができるかどうかです。そのときのために、明海大学外国語学部では、みなさんが付け焼刃ではない、一生ものの、ことばの力を育むためのお手伝いをしようと考えています。
 みなさんのなかには自動車学校へ行って運転免許を取ることを楽しみにしている人も多いかと思います。自動車学校では学科講習がありますね。学科講習では、自動車の構造(仕組み)、運転に関連する法令、運転のマナーなどについて学びます。そして、その学びを技能講習で実際に使えるようにする。結構、時間も、エネルギーも(、そして、お金も)必要になります。でも、そんな苦労をしなくたって、テーマパークなどにあるゴーカートは運転できます。お手軽ですね。
 でも、テーマパークにあるゴーカートでは公道は走れません。高速道路を走ることもできません。国外で走ることができないことも言うまでもありません。できることに限りがあるのです。その点、自動車学校へ行って、学科講習と技能講習を受け(もちろん、自動車学校に行かないで、必要な知識と技術を身につけてもよいのですが)、免許を手にすれば、いろいろな運転体験ができます。
 ことばについても似たようなことが言えます。ゴーカートを運転する程度の力でよいのなら簡単なことです。決まり文句をいくつか覚え、それを数回口に出して言えば、「会話」はできるようになります。でも、それはそれだけの話。自分の考えを的確に相手に伝えたり、相手が言っていることをきちんと理解したりすることは期待できません。
 明海大学外国語学部では、人間にとってことばがどのような意味を持っているのかということから始め、ことばの仕組み、ことばの働き、ことばの使い方・マナーなどについての理解を深め、それと並行して、身につけた知識を実際に使ってみる練習をします。専用の練習場として、この4月からMPPECというすばらしい施設ができました。日本語ゾーン、英語ゾーン、中国語ゾーンがあり、それぞれの言語のネイティブスピーカーやその言語に通暁した教員が常駐しています。同じMPPECにある多目的ゾーンも含め、これらのゾーンでは人との交わりをとおして楽しくことばが学べます。
 ぜひ明海大学外国語学部をあなたの進学先候補の一つとして考えてみてください。

2017年9月18日月曜日

オープンキャンパスでの話(2)

2017年9月17日(日曜日)
 きょうは外国語学習の話をしましょう。
みなさん、ゲーテという人のことを聞いたことがありますか。18世紀から19世紀にかけて重要な作品をたくさん創った、ドイツを代表する文豪ですね。
 そのゲーテが残した名言のなかでもよく知られているものとして、「外国語について知らない人はじぶんの母語についても知らない」というものがあります。はじめて聞くと意外な感じがするかもしれませんが、よく考えると合点がいきます。
 わたしたち自身のことば、「母語」と呼びますが、母語は無意識のうちに自然に身についてしまうので、それについて意識的になるということはあまりありません。でも、外国語を習い始めると、母語の意外な性質に気づかされることがしょっちゅうあります。例を挙げましょう。英語を習い始めると、英語の名詞には複数形というのがあって、複数のものについて述べるときには複数形を使わないといけないということを知ります。「二頭のトラ」だったら、two tigersですね。two tigerではだめです。でも、日本語にも「~たち」というのがあって、たとえば、「トラたち」と言えば、確実に複数であることを表すことができます。ところが、ニュースで、アナウンサーが「けさ、新浦安動物園からトラたちが脱走しました」と言っても、逃げたトラは一頭である場合だってあるのです。わかりますか。わからなかったら、「桃太郎さんたちは鬼退治に鬼ヶ島へ行きました」という文を考えてみてください。「桃太郎さん」と言っていますが、桃太郎さんは一人。もうわかりましたね。
 こんな具合に、外国語を学ぶことによって、自分の母語についての理解を深めることができる。ゲーテはそんなことを念頭に、「外国語について知らない人はじぶんの母語についても知らない」と言ったのです。明海大学外国語学部では学生ひとりひとりが専攻する外国語の運用能力を高めることだけでなく、自分自身のことば、母語の性質をよりよく理解し、母語の力を十分に活用できるようになることを目指しています。

2017年8月29日火曜日

オープンキャンパスでの話(1)

 明海大学のオープンキャンパスでは、学長挨拶のあと、浦安キャンパスの4学部の学部長が参加者に対して一言ずつ(およそ3分間)話をする段取りになっています。わたくし以外の学部長は毎回、ほぼ同じ話をするのですが、わたくしはオープンキャンパスの開催時期や学長挨拶が終わった時の会場の雰囲気などを考えて話す内容を決めます。
 これまでは言わば話しっぱなしだったのですが、どんなことを話したか、このブログで紹介しておくこともそれなりの意味があるように思い、前回、つまり、820日の分からこのブログに掲載することにしました。

2017820日(日曜日)
 外国語学部を志望しているみなさんの中には、2020年の東京オリンピック・パラリンピックのことを念頭に置いている人も多いのではないでしょうか。たとえば、英語、中国語、日本語の運用能力を駆使して、オリンピック・パラリンピックで通訳として活躍する自分の姿を思い描いている人もいるでしょう。すばらしいことです。
 たしかに、すばらしいことではあるのですが、それだけを目標にしていたのではオリンピック・パラリンピックが終わってしまったら、目標がなくなってしまいます。祭りの後の目標喪失ということです。
 明海大学の外国語学部ではみなさんが一生ものの語学力を身につける支援をいたします。オリンピック・パラリンピックで使える語学力はいわばその結果、得られるところの一端に過ぎません。
 では、「一生ものの語学力」とは一体どんなものなのでしょうか。ことばはコミュニケーションの手段としても使われますが、もっと重要な働きがあります。それは考える基盤を提供するということです。あたまに浮かんだ、漠然とした考えを明確にし、整理し、筋のとおった考えにまとめ、さらには、それを外部に向けて発信するためにどんな表現を使ったらよいかという、こころの過程を支える。これこそがことばのもっとも重要な働きなのです。
 明海大学の外国語学部ではみなさんのことば、「母語」といいますが、母語の力をみなさん自身で再認識することから始めて、その力を十分に利用して、外国語の運用能力を高めていきます。その過程でじぶんのあたまできちんと考える力を身につけて欲しいと思います。
付け焼刃ではない、本物の語学力を身につけることは自信につながります。明海大学の外国語学部でそんな体験をしてみませんか。

2017年6月10日土曜日

原口庄輔さん ご命日


6月7日は原口庄輔さんのご命日でした。じつは、その翌日8日に英米語学科のはじめまして!講演会があり、そのあと、新任教員の内藤貴子さんの歓迎パーティがありました。宴もお開きとなり、数人の酒好きが残った席で、だれが言い出すともなく原口さんの話になりました。原口さんがいなくなってから、もう5年も経ってしまいました。

同僚の原和也さんが明海での原口さんの話をしてくれて、改めて、《原口さん、なんでぼくが明海に行くまで待っててくれなかったんですか?あとちょっとのところだったのに》と恨み言を言いたくなりました。

その原さんがきのう(9日)、原口さんの写真を送ってくれました。左上の写真がそれです。原口さんは先々代の外国語学部長だったのですから、当たり前なのですが、いまわたくしが使っている椅子に座っている。なんだか、とても不思議な気持ちになりました。


久しぶりに原口さんに話しかけてみようかな。

明海大学ではこの4月に明海大学複言語・複文化教育コモンズ(MPPEC)が開設され、多くの学生でにぎわっています。原口さんが明海大学へおいでになって、なんとか実現させたかった「ワンダーランド計画」についてはいまでも語り草になっていますが、スケールは小ぶりではありますが、理念はMPPECと相通ずるものがあるのではないかと思います。

原口さんと言えば、酒。晩年のこだわりはオリエンタルホテルのなかにある美浜にリザーブしてあった十四代ですよね。いまはあの美浜も少し様子が変わって、十四代は置いてありません。その代わりというわけではありませんが、駅地下(と言っていいのかな)には立ち呑みの店があり、ゼミ生や院生と時折、呑みに行きます。

原口さん、ほんとうはもっといろいろとお話ししたいのですが、このところ、大学の仕事が忙しく、じつは、この「明海な外国語学部長日誌」も滞りがちです。これを機会にもう少し頻繁に書き込みをするようにします。

これまでどおり、見守っていてください。

2017年1月1日日曜日

時期外れのサマーキャンプ報告

以下の文章は2016年9月に認めたものですが、補足するつもりでネット上に上げないまま、時間だけが経過してしまいました。すでに約半年の時期外れですが、年が改まった、この機会に公開することにしました。


2016913日(火曜日)、14日(水曜日)に千葉県鴨川市の鴨川ホテル三日月で2016年度明海大学浦安キャンパス学友会サマーキャンプが開催されました。このキャンプは、学生部長ほか関係教職員が学生代表と協力して、企画・運営するものです。

このキャンプはつぎのを目的とするものとされています。
日本人学生、外国人留学生及び教職員等が互いの連帯感と本学への帰属意識を深め、ともに本学の発展に寄与するを目的として実施する。(キャンプのしおりにあったものに若干の補正を加えた)

学長を含む教職員・教育後援会(保護者会)・同窓会関係者62名、留学生32名を含む学生121名が2日間に寝食を共にしながら、明海大学に関わるいくつかのテーマについて語り合うという企画です。

1日目は、開会式などの後、午後145分から5時までが分科会、7時から830分までが懇親会です。2日目は、朝食の後、午前10時から1110分まで分科会の報告会および閉会式という日程です。大部分の参加者は大学が用意したバスで大学・安房鴨川間を往復しました。帰路には、マザー牧場とアウトレットに立ち寄る観光オプションが用意されていましたが、雨天のため、マザー牧場コースもアウトレットコースに合流することになりました。

キャンプの中心に位置づけられているのが分科会で、今回はつぎの4つのテーマが用意されました。
1 明海大学の新しい魅力を発見する
2 教員と学生の交流を深めるには
3 課外活動の活性化に向けて
4 学部間の交流を深めるには

テーマ別に12の班が用意され、それぞれの班に15人程度の学生、教職員、教育後援会・同窓会関係者が割り振られました。学生の1人が進行役、別の1人が進行補助役となり、会を先導しました。

わたくしは4年前に専任教員として赴任して以来、このキャンプに毎年、参加していますが、学生たちとゆっくり話し合える、この機会を大いに楽しみにしています。ことしの分科会では、「明海大学の新しい魅力を発見する」をテーマにした班の1つに加わりました。

3時間強の討論時間ですが、主体はあくまで学生たちで、教職員はあまり口を挟まないようにという学生部長からの要請があったので、できるだけそうするように心がけ、最小限の助言をするに留めました。

以下、ことしのキャンプに参加しての感想を記します。

上にも述べたとおり、このキャンプは学生主体で企画、運営されるものです。その先頭に立った学友会会長の河本沙綾さんのリーダーシップは特筆に値すると言えます。開会式での挨拶は簡潔なものでしたが、必要なことがらをきちんと押さえた立派なものでした。そして、開会式が終わろうとしたとき、そのあとの段取りについての打ち合わせに不十分なところがあり、学生を補助していた職員を含め、多少の狼狽が見られたとき、河本さんはさっとマイクを手にして、自分の決断で、このあと、どうするのかを明確に指示しました。フロアの最前列にいたわたくしにはその始終を目にしており、このとき、思わず河本さんに対して拍手を送りたいと思ったほどです。

以前に、学友会の当時の会長であった上澤敬之君についてこんなことを書いたことがあります。

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(前略)学友会会長の上澤敬之君のリーダーシップは特筆に値すると言えます。開会式、閉会式でのスピーチも見事なものでしたし、なによりも印象的だったのは、報告会での質疑応答の際、学友会の立場から必要と思われるコメントを的確に加えていた点です。あらかじめ準備できるスピーチと違い、質疑応答のようにどんな意見が飛び出るかわからない状況で、的確なコメントを加えることは簡単にできるものではありません。ごく最近の例を挙げれば、オリンピック招致のプレゼンで、準備されたスピーチは上手にできたのに、質疑となると的外れの応答をしていた人がいましたね。とくに、今回のように、フロアからの質問やコメントの多くが教員から寄せられた場合、学生の立場としてはついつい萎縮してしまうものです。しかし、上澤君はきちんと、しかも、相手に対して礼を失することなく対応していました。
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河本さんは確かまだ3年生のはずですから、この立派な先輩に少しでも近づけるよう、一層努力してほしいと思います。期待しています。

2016年8月13日土曜日

明海大学外国語学部の新たな挑戦

明海大学浦安キャンパス教育後援会会報
 『潮風』 46号 2016年7月31日発行



2016年7月6日水曜日

宮田慶三郎が大学創設に賭けた夢

明海大学関連のある会報に短い文章の寄稿を求められました。その会の関係者以外の目に触れる機会はほとんどないと思いますので、以下に再掲いたします。なお、この文章の原タイトルはここにあるとおり、「宮田慶三郎が大学創設に賭けた夢」だったのですが、発行された会報ではなぜか「宮田慶三郎先生が大学創設に賭けた夢」となっていました。「先生」が加わってしまったために、わたくしの宮田慶三郎さんに対する敬意がぼやけてしまった感があり、残念です。


宮田慶三郎が大学創設に賭けた夢
大津由紀雄

この春休み、宮田慶三郎先生(以下、「慶三郎」と書かせていただきます)のご著書3冊を読み返しました。建学の精神に託された慶三郎の真意を確かめるためです。なぜ真意を確かめる必要があったのか、それは「社会性」、「創造性」、「合理性」の間にどんな関係があるのか、を探りたいと思ったからです。3つをただ横並びにしただけとは到底思えなかったので、この点を探ることによって慶三郎が明海大学創設にあたって思い描いた夢の正体を浮き彫りにできるだろうと考えたのです。結果として、以前からのわたくしの解釈はおそらく間違っていないだろうという確信に近いものを得ることができました。

慶三郎は「社会性、創造性、合理性」といわばトップダウン(外から内へ)に並べていますが、思索の過程では「合理性、創造性、社会性」とボトムアップ(内から外へ)に考えが進んでいったのではないでしょうか。理に適った思索(合理性)は創造的な思想を生み出す(創造性)。大学の役割はそうした思索の結果を社会に広く発信し、人々の生活を豊かにすることにある(社会性)。そう解釈することによって、「合理性」、「創造性」、「社会性」は有機的な関連を持つことになります。この解釈には異論もあるでしょうが、慶三郎の思想の深さと大学創設に賭けた夢を正確に理解するためには必要なものと思います。


2016年6月8日水曜日

先々代外国語学部長 原口庄輔さんのご命日

6月7日、先々代の外国語学部長であった原口庄輔さんのご命日がまた巡ってきました。亡くなられたのは2012年ですので、4年の歳月が経過したことになります。

原口さんとは古くからのおつきあいで、「大津君、大津君」ととてもかわいがっていただきました。

原口さんは世界的な音韻論学者であると同時に、世界的に有名な酒呑みで、いつも楽しいお酒でした。

2013年4月、原口さんにとって最後の大学拠点となった明海大学へわたくしも移籍しました。そして、この4月、外国語学部長・大学院応用言語学研究科長となり、原口さんがかつて4年間執務された外国語学部長室へ引っ越してきました。じつは、うかつにも、ごく最近になるまで、そのことに気づいていませんでした。数日前、もう大学内にひと気がなくなった午後8時ごろ、学部長室で仕事をしていたとき、ふっと、原口さんを感じたのです。「大津君、呑もうよ!」と声をかけられたような気がしたのです。ちょっと怖い話ではありますが、不思議なことに、怖さは感じませんでした。《そうか、ここは原口さんの拠点だったのだ!》

以来、原口さんは遊びにはきませんが、きょうはお命日なので、シャクヤクの花を研究室に飾りました。白でとも思ったのですが、「大津君、もう少し色気が欲しいよ」と言われそうなので、ちょっとばかり艶のあるものにしました。

いま、かつて原口さんが意欲を燃やしていた外国語学部・応用言語学研究科の改革に取り組んでいます。日本の非スーパーグローバル大学級大学改革のモデルケースにしたいという気持ちもあります。

原口さん、力を貸してください。

2016年5月21日土曜日

高校生のみなさん、「グローバル化」について一緒に考えてみませんか(大津研blogより転載)

5月29日(日曜日)に明海大学外国語学部のOne Dayセミナーが開催されます。
http://www.meikai.ac.jp/opencampus/urayasu/file/2016-0418-1421.pdf

この種の催しは通常、その大学の受験を決めている高校生を主な対象としますが、このセミナーはむしろ、最近、よく耳にする「グローバル化」ということに関心のある高校生に参加してもらいたいと考えて企画しました。もちろん、参加してみたら興味を覚えたので、明海大学外国語学部を受験してみたいという気持ちになったということであれば、大歓迎です。

当日は、まず、わたくしが明海大学外国語学部が考える、「グローバル精神」の基盤にあるものについて、手短に、話をします。そのあと、日本語学科、英米語学科、中国語学科の教員が「グローバル社会に生きる私たち」というテーマで、授業をします。授業の後はみなさんに参加してもらって、いろいろな活動をしようと考えています。

そのあと、昼食です。明海大学の学食で、教員や学生と一緒に楽しいひとときを過ごしてもらおうという狙いです。保護者の方も大歓迎です。

午後の最初の行事は外国語キャンパスツアーです。これは、英語・中国語・日本語の3言語で、明海大学浦安キャンパスを巡ってもらおうという趣向です。ガイドするのは、それぞれのことばを母語とする人たち(ネイティブスピーカーたち)です。いくつかのグループに分かれてツアーをしますが、それぞれのグループで3つのことばに触れることができます。わからなくても大丈夫。むしろ、知らないことばに触れる体験をするのが狙いだと思ってください。日本語については、日本語を外国語として学んでいる留学生が担当します。

ツアーの後は日本語学科、英米語学科、中国語学科に分かれて、各学科の教員が学科の教育方針や内容について説明します。

最後は修了式です。一日の体験を振り返り、修了証を差し上げます。

高校一年生、二年生も参加可能です。保護者の方、先生方も大歓迎です。

事前申し込みが必要ですので、以下のページから申し込んでください。
http://meikai-m.gdd.jp/view/183807/?guid=on

英米語学科に関しては、『英語の学び方』の著者たちに会うこともできます。
http://oyukio.blogspot.jp/2016/05/2015725-httpoyukio.html

お待ちしています。

2016年5月2日月曜日

制約はできるだけ少なく

学部長というのはこれだけも多くの、しかも、じつにさまざまな仕事に関わらなくてはならないのかということを思い知らされた、怒涛のような一か月でした。「日誌」といっても毎日更新するということではありません」とは書きましたが、週に一度くらいの更新はするつもりでいたのですが、これでは「日誌」ではなく、「月報」になってしまいますね。

出席すべき会議を忘れたり、仕事が遅れてたくさんの方にご迷惑をおかけしたり、お詫びすべきことは数え切れません。しかし、3人の学科主任が献身的に支えて下さり、また、事務職員の方々も本来の職務の域を超えてのご支援をいただき、外国語学部改革へ向けた強い気持ちだけは変わることなく保持することができました。

学部長室も少しずつ大津風に変え始めました。先週末はなんにんかの有志に手伝ってもらい、紀要など出版物の残部を目に見えないところに移しました。そして、できた空間にホワイトボードを入れました。これでかなり議論がしやすくなります。カプセル式コーヒーメーカーも揃えましたので、マグを持参してくだされば、おいしいコーヒーを飲みながら、ソファで談笑できます。あ、紙コップでよろしければ、常備してあります。

ある程度、片づいてみると、学部長室の窓の外には整備された「庭園」が広がっていることに気づきました。初夏を迎えたいまは木々の緑が美しい。

さて、初回の記事はけっこうたくさんの方々に読んでいただいたようです。もちろん、どなたが読んでくださったのかはわかりませんが、数から判断すると、明海大学の学生、院生、教職員だけでなく、保護者の方々や、さらにはもっと広く、直接、明海大学とつながりを持たない方々にも読んでいただいたようです。ありがたいことです。

きょうは主に学生のみなさんに向けたメッセージを書こうと思います。もちろん、それ以外の読者も大歓迎です。

以前ほど耳にしなくなったような気がしますが、「五月病」ということばがあります。4月に入学した新入生が新たな環境に戸惑い、精神的に病んでしまう現象を指すことばです。「新たな環境に戸惑」う原因はいろいろあります。受験勉強で燃え尽きてしまった。志望していた大学への入学が叶わず、一度はあきらめて入学してみたものの、入学した大学は自分の考えていたところとはかけ離れていて、通う意欲が失せてしまった。時間割をはじめ、行動の枠組みがほとんど与えられていた高校までの生活と異なり、自分で考え、判断しなくてはいけない部分が増え、不安で仕方ない。楽しく語り合うことができる友だちができない。などなど。ちなみに、いま挙げたのは。五月病に罹ってしまい、わたくしのところに相談に来た学生たちが実際に語ったことの一部です。

明海大学でもそうですが、いまの日本の大学は学生に対してとても行き届いているところがあって、新入生はクラスに分けられ、それぞれのクラスには担任がつきます。担任は新入生の不安を少しでも減らそうと、いろいろと工夫を凝らして学生たちと向き合います。

《だから、五月病なんか怖くない!》と、いう具合にいけばいいのですがね。なかなか、そうはいきません。人と人との関係には相性というものがありますから。いくらクラスに分けられ、担任がついても、そのクラスの雰囲気になじめないとか、担任の先生が苦手なタイプだったりとか、ありますからね。そのときに、大学というところのよいところは、その気になれば、いろいろなことができるということなんです。まずは、自分が心を割って話せそうな友人や先生を見つけましょう。大学では一時間ごとに違った先生がやってきます。受講する学生の顔ぶれも違います。

でも、そもそも、声をかけるのが苦手なんだという人も少なくないでしょう。それなら、先生にメールを出しましょう。自己紹介をして、こんなことを考えている、あ、もちろん、こんなことで悩んでいるというのでもいいですよ。これなら、面と向かって話すより、ちょっと楽でしょ。

そのときにね、どんな先生でもいいんですよ。べつに担任の先生でなくてもいい。早い話が、たとえば、わたくしのことは入学式の後のオリエンテーションのときに顔を見ただけだというのでもいいんです。大学のもう1つのよいところ、いろいろな人がいるということ、ほんとうに多様なんです。

そんなこと言ったって、面識もないのにとか、学部長職で忙しいだろう(実際、そうだって、冒頭に書きましたものね)とか、そんなこと、考える必要はありません。そういう「制約」はできるだけ少なく考えればいいのです。だって、どんなに忙しくても、学生とお茶を飲む時間ぐらいはなんとか工夫できないはずがありませんものね。

そうそう、わたくしのメアドですが、以下のとおりです。
oyukio&meikai.ac.jp
(&の部分を@に代えて使ってください。こうしないと悪意のあるロボットにメアドを盗まれてしまう危険性があるからです。)

そして、メールを書くときには最低限のルールを守りましょう。以下を参考してください。
http://otsuyukio.blogspot.jp/2015/06/blog-post_36.html



2016年4月1日金曜日

はじめまして

2016年4月1日付で明海大学外国語学部長、同大学大学院応用言語学研究科長に就くことになりました。これまでの副学長(大学院担当)、複言語・複文化(P&P)教育センター長もそのまま務めますので、本来の教授職と併せれば、5つの職を兼務することになります。

考えるまでもなく、この5つをまっとうに兼務することはまず不可能です。にもかかわらず、理事長・学長からの就任要請をお受けしたのは明海大学の人文系学部と大学院の改革を断行し、その再生を図れという、強い要請意図を感じ取ったからです。そのとき、わたくしは、その改革が成功すれば、それは明海大学の枠を超え、一部、「スーパーグローバル大学」級の大学を除いた、人文系大学の再生のモデルケースとなるであろうという野望を抱いたことも正直に告白しておきましょう。

その改革の根本にあるものはなにかと問われれば、それは本道への回帰だということになります。少子化傾向の中、入学者の確保に汲々とする人文系大学・学部の多くは就職率の向上やそれに連なるTOEIC等の英語力検定試験のスコアの向上のみに力を注いでいます。しかし、いま必要なのはそうした対処療法的な対策に終始するのではなく、中長期的展望に立って大学・学部の目指すところを明確に定め、それに向かっての工程を明らかにすることであるとわたくしは考えます。

わが外国語学部はその目指すところを、複言語・複文化主義に基づき、真の意味でのグローバル精神を持った人間を育成することと定め、その目標に向かって、さまざまな試みを行っていきます。

まずは語学教育。明海大学では昨年秋、複言語・複文化(P&P)教育センターを開設しました。外国語学部はP&P教育センターと連携して、母語の力に根ざした外国語教育を実現させることを目指します。具体的には、学生諸君に対して、母語を対象にことばを客観的対象として認識し、その認識を活かして、母語の効果的運用とともに、外国語の効率的学習できるよう支援を行います。外国語としては、ある程度、きちんとした運用能力が身につくことを目指す外国語のほかに、その基本的仕組みと基礎的な表現が身につくことを目指す外国語の2つを学びます。もちろん、希望すれば、それ以外の外国語を学ぶこともできるようなカリキュラムも編んであります。

上記の考えに基づき、語学科目については、それぞれの言語を母語とする教員(ネイティブ・スピーカー)と日本人教員による授業を効果的に組み合わせた授業編成がなされています。

また、人間がことばを手に入れ、さらには、文字を作り出したことにより、文化の形成と伝播・発展が可能となりました。その意味で、ことばと文化は切っても切り離せない関係にあります。外国語学部では、ここでもP&P教育センターと連携し、さまざまな文化的背景を持った教員を配して、世界の諸文化について学び、考えることができるよう、工夫を凝らしています

このような機会を活用することによって、学生諸君は言語と文化の相対性の認識というグローバル精神の中核を自然に身につけることができます。また、上に略述したことばの学びによって、付け焼刃ではない、一生ものの、母語や外国語の運用能力が身につきます。目先のことだけに目を奪われるのではなく、自信につながる、本物の力を身につけるための環境を整えていきたいと考えています。

こうした試みは簡単には成功しません。試行錯誤を繰り返しながら、徐々に目指すところに近づいていく。ただし、ある一定の流れが形成されれば、そこから先は勢いというものが後押しをしてくれるでしょう。そういう状態に達することができるよう、学部長任期の2年間の間にできるだけのことをしたいと考えています。みなさんのご支援をお願いいたします。

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このブログは主として明海大学外国語学部・大学院応用言語学研究科コミュニティ(学生・院生、教職員、卒業生・修了生)に対しての情報発信のために始めるものですが、明海大学の他学部・他研究科のみなさんのご愛読も歓迎いたします。さらに、単に明海大学内部だけでなく、このブログが広く読まれるようになることを秘かに期待しています。

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「日誌」といっても毎日更新するということではありません。その時々に感じたこと、思ったこと、話したことなどを綴ります。