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2017年10月4日水曜日

ジョセフ・テーボルト君の博士論文公開審査会

応用言語学研究科では以下の要領で博士後期課程院生のジョセフ・テーボルト君の博士論文公開審査会を行います。公開ですので、どなたでも参加できます。ただし、審査会ですので、途中での出入りはお静かに願います。

2017年10月19日(木曜日)
午後2時45分から(開始時間が変更になりました)
午後2時から
明海大学浦安キャンパス講義棟2103教室

論文題名
Possibilities in Discourse: Must, May/Might and Can/Could
主査:大津由紀雄
副査:嶋田珠巳、木山三佳、瀧田健介、クリス・タンクレディ(慶應義塾大学)

テーボルト君による口頭発表は午後2時から約1時間の予定で、使用言語は日本語です。そのあと、主査・副査による口頭試問が行われます。この部分は日本語と英語のバイリンガル討論です。

多数のご来場をお待ちしています。

2017年6月10日土曜日

原口庄輔さん ご命日


6月7日は原口庄輔さんのご命日でした。じつは、その翌日8日に英米語学科のはじめまして!講演会があり、そのあと、新任教員の内藤貴子さんの歓迎パーティがありました。宴もお開きとなり、数人の酒好きが残った席で、だれが言い出すともなく原口さんの話になりました。原口さんがいなくなってから、もう5年も経ってしまいました。

同僚の原和也さんが明海での原口さんの話をしてくれて、改めて、《原口さん、なんでぼくが明海に行くまで待っててくれなかったんですか?あとちょっとのところだったのに》と恨み言を言いたくなりました。

その原さんがきのう(9日)、原口さんの写真を送ってくれました。左上の写真がそれです。原口さんは先々代の外国語学部長だったのですから、当たり前なのですが、いまわたくしが使っている椅子に座っている。なんだか、とても不思議な気持ちになりました。


久しぶりに原口さんに話しかけてみようかな。

明海大学ではこの4月に明海大学複言語・複文化教育コモンズ(MPPEC)が開設され、多くの学生でにぎわっています。原口さんが明海大学へおいでになって、なんとか実現させたかった「ワンダーランド計画」についてはいまでも語り草になっていますが、スケールは小ぶりではありますが、理念はMPPECと相通ずるものがあるのではないかと思います。

原口さんと言えば、酒。晩年のこだわりはオリエンタルホテルのなかにある美浜にリザーブしてあった十四代ですよね。いまはあの美浜も少し様子が変わって、十四代は置いてありません。その代わりというわけではありませんが、駅地下(と言っていいのかな)には立ち呑みの店があり、ゼミ生や院生と時折、呑みに行きます。

原口さん、ほんとうはもっといろいろとお話ししたいのですが、このところ、大学の仕事が忙しく、じつは、この「明海な外国語学部長日誌」も滞りがちです。これを機会にもう少し頻繁に書き込みをするようにします。

これまでどおり、見守っていてください。

2016年8月13日土曜日

明海大学外国語学部の新たな挑戦

明海大学浦安キャンパス教育後援会会報
 『潮風』 46号 2016年7月31日発行



2016年7月6日水曜日

宮田慶三郎が大学創設に賭けた夢

明海大学関連のある会報に短い文章の寄稿を求められました。その会の関係者以外の目に触れる機会はほとんどないと思いますので、以下に再掲いたします。なお、この文章の原タイトルはここにあるとおり、「宮田慶三郎が大学創設に賭けた夢」だったのですが、発行された会報ではなぜか「宮田慶三郎先生が大学創設に賭けた夢」となっていました。「先生」が加わってしまったために、わたくしの宮田慶三郎さんに対する敬意がぼやけてしまった感があり、残念です。


宮田慶三郎が大学創設に賭けた夢
大津由紀雄

この春休み、宮田慶三郎先生(以下、「慶三郎」と書かせていただきます)のご著書3冊を読み返しました。建学の精神に託された慶三郎の真意を確かめるためです。なぜ真意を確かめる必要があったのか、それは「社会性」、「創造性」、「合理性」の間にどんな関係があるのか、を探りたいと思ったからです。3つをただ横並びにしただけとは到底思えなかったので、この点を探ることによって慶三郎が明海大学創設にあたって思い描いた夢の正体を浮き彫りにできるだろうと考えたのです。結果として、以前からのわたくしの解釈はおそらく間違っていないだろうという確信に近いものを得ることができました。

慶三郎は「社会性、創造性、合理性」といわばトップダウン(外から内へ)に並べていますが、思索の過程では「合理性、創造性、社会性」とボトムアップ(内から外へ)に考えが進んでいったのではないでしょうか。理に適った思索(合理性)は創造的な思想を生み出す(創造性)。大学の役割はそうした思索の結果を社会に広く発信し、人々の生活を豊かにすることにある(社会性)。そう解釈することによって、「合理性」、「創造性」、「社会性」は有機的な関連を持つことになります。この解釈には異論もあるでしょうが、慶三郎の思想の深さと大学創設に賭けた夢を正確に理解するためには必要なものと思います。


2016年6月8日水曜日

先々代外国語学部長 原口庄輔さんのご命日

6月7日、先々代の外国語学部長であった原口庄輔さんのご命日がまた巡ってきました。亡くなられたのは2012年ですので、4年の歳月が経過したことになります。

原口さんとは古くからのおつきあいで、「大津君、大津君」ととてもかわいがっていただきました。

原口さんは世界的な音韻論学者であると同時に、世界的に有名な酒呑みで、いつも楽しいお酒でした。

2013年4月、原口さんにとって最後の大学拠点となった明海大学へわたくしも移籍しました。そして、この4月、外国語学部長・大学院応用言語学研究科長となり、原口さんがかつて4年間執務された外国語学部長室へ引っ越してきました。じつは、うかつにも、ごく最近になるまで、そのことに気づいていませんでした。数日前、もう大学内にひと気がなくなった午後8時ごろ、学部長室で仕事をしていたとき、ふっと、原口さんを感じたのです。「大津君、呑もうよ!」と声をかけられたような気がしたのです。ちょっと怖い話ではありますが、不思議なことに、怖さは感じませんでした。《そうか、ここは原口さんの拠点だったのだ!》

以来、原口さんは遊びにはきませんが、きょうはお命日なので、シャクヤクの花を研究室に飾りました。白でとも思ったのですが、「大津君、もう少し色気が欲しいよ」と言われそうなので、ちょっとばかり艶のあるものにしました。

いま、かつて原口さんが意欲を燃やしていた外国語学部・応用言語学研究科の改革に取り組んでいます。日本の非スーパーグローバル大学級大学改革のモデルケースにしたいという気持ちもあります。

原口さん、力を貸してください。