5月29日(日曜日)に明海大学外国語学部のOne Dayセミナーが開催されます。
http://www.meikai.ac.jp/opencampus/urayasu/file/2016-0418-1421.pdf
この種の催しは通常、その大学の受験を決めている高校生を主な対象としますが、このセミナーはむしろ、最近、よく耳にする「グローバル化」ということに関心のある高校生に参加してもらいたいと考えて企画しました。もちろん、参加してみたら興味を覚えたので、明海大学外国語学部を受験してみたいという気持ちになったということであれば、大歓迎です。
当日は、まず、わたくしが明海大学外国語学部が考える、「グローバル精神」の基盤にあるものについて、手短に、話をします。そのあと、日本語学科、英米語学科、中国語学科の教員が「グローバル社会に生きる私たち」というテーマで、授業をします。授業の後はみなさんに参加してもらって、いろいろな活動をしようと考えています。
そのあと、昼食です。明海大学の学食で、教員や学生と一緒に楽しいひとときを過ごしてもらおうという狙いです。保護者の方も大歓迎です。
午後の最初の行事は外国語キャンパスツアーです。これは、英語・中国語・日本語の3言語で、明海大学浦安キャンパスを巡ってもらおうという趣向です。ガイドするのは、それぞれのことばを母語とする人たち(ネイティブスピーカーたち)です。いくつかのグループに分かれてツアーをしますが、それぞれのグループで3つのことばに触れることができます。わからなくても大丈夫。むしろ、知らないことばに触れる体験をするのが狙いだと思ってください。日本語については、日本語を外国語として学んでいる留学生が担当します。
ツアーの後は日本語学科、英米語学科、中国語学科に分かれて、各学科の教員が学科の教育方針や内容について説明します。
最後は修了式です。一日の体験を振り返り、修了証を差し上げます。
高校一年生、二年生も参加可能です。保護者の方、先生方も大歓迎です。
事前申し込みが必要ですので、以下のページから申し込んでください。
http://meikai-m.gdd.jp/view/183807/?guid=on
英米語学科に関しては、『英語の学び方』の著者たちに会うこともできます。
http://oyukio.blogspot.jp/2016/05/2015725-httpoyukio.html
お待ちしています。
2016年5月21日土曜日
2016年5月2日月曜日
制約はできるだけ少なく
学部長というのはこれだけも多くの、しかも、じつにさまざまな仕事に関わらなくてはならないのかということを思い知らされた、怒涛のような一か月でした。「「日誌」といっても毎日更新するということではありません」とは書きましたが、週に一度くらいの更新はするつもりでいたのですが、これでは「日誌」ではなく、「月報」になってしまいますね。
出席すべき会議を忘れたり、仕事が遅れてたくさんの方にご迷惑をおかけしたり、お詫びすべきことは数え切れません。しかし、3人の学科主任が献身的に支えて下さり、また、事務職員の方々も本来の職務の域を超えてのご支援をいただき、外国語学部改革へ向けた強い気持ちだけは変わることなく保持することができました。
学部長室も少しずつ大津風に変え始めました。先週末はなんにんかの有志に手伝ってもらい、紀要など出版物の残部を目に見えないところに移しました。そして、できた空間にホワイトボードを入れました。これでかなり議論がしやすくなります。カプセル式コーヒーメーカーも揃えましたので、マグを持参してくだされば、おいしいコーヒーを飲みながら、ソファで談笑できます。あ、紙コップでよろしければ、常備してあります。
ある程度、片づいてみると、学部長室の窓の外には整備された「庭園」が広がっていることに気づきました。初夏を迎えたいまは木々の緑が美しい。
さて、初回の記事はけっこうたくさんの方々に読んでいただいたようです。もちろん、どなたが読んでくださったのかはわかりませんが、数から判断すると、明海大学の学生、院生、教職員だけでなく、保護者の方々や、さらにはもっと広く、直接、明海大学とつながりを持たない方々にも読んでいただいたようです。ありがたいことです。
きょうは主に学生のみなさんに向けたメッセージを書こうと思います。もちろん、それ以外の読者も大歓迎です。
以前ほど耳にしなくなったような気がしますが、「五月病」ということばがあります。4月に入学した新入生が新たな環境に戸惑い、精神的に病んでしまう現象を指すことばです。「新たな環境に戸惑」う原因はいろいろあります。受験勉強で燃え尽きてしまった。志望していた大学への入学が叶わず、一度はあきらめて入学してみたものの、入学した大学は自分の考えていたところとはかけ離れていて、通う意欲が失せてしまった。時間割をはじめ、行動の枠組みがほとんど与えられていた高校までの生活と異なり、自分で考え、判断しなくてはいけない部分が増え、不安で仕方ない。楽しく語り合うことができる友だちができない。などなど。ちなみに、いま挙げたのは。五月病に罹ってしまい、わたくしのところに相談に来た学生たちが実際に語ったことの一部です。
明海大学でもそうですが、いまの日本の大学は学生に対してとても行き届いているところがあって、新入生はクラスに分けられ、それぞれのクラスには担任がつきます。担任は新入生の不安を少しでも減らそうと、いろいろと工夫を凝らして学生たちと向き合います。
《だから、五月病なんか怖くない!》と、いう具合にいけばいいのですがね。なかなか、そうはいきません。人と人との関係には相性というものがありますから。いくらクラスに分けられ、担任がついても、そのクラスの雰囲気になじめないとか、担任の先生が苦手なタイプだったりとか、ありますからね。そのときに、大学というところのよいところは、その気になれば、いろいろなことができるということなんです。まずは、自分が心を割って話せそうな友人や先生を見つけましょう。大学では一時間ごとに違った先生がやってきます。受講する学生の顔ぶれも違います。
でも、そもそも、声をかけるのが苦手なんだという人も少なくないでしょう。それなら、先生にメールを出しましょう。自己紹介をして、こんなことを考えている、あ、もちろん、こんなことで悩んでいるというのでもいいですよ。これなら、面と向かって話すより、ちょっと楽でしょ。
そのときにね、どんな先生でもいいんですよ。べつに担任の先生でなくてもいい。早い話が、たとえば、わたくしのことは入学式の後のオリエンテーションのときに顔を見ただけだというのでもいいんです。大学のもう1つのよいところ、いろいろな人がいるということ、ほんとうに多様なんです。
そんなこと言ったって、面識もないのにとか、学部長職で忙しいだろう(実際、そうだって、冒頭に書きましたものね)とか、そんなこと、考える必要はありません。そういう「制約」はできるだけ少なく考えればいいのです。だって、どんなに忙しくても、学生とお茶を飲む時間ぐらいはなんとか工夫できないはずがありませんものね。
そうそう、わたくしのメアドですが、以下のとおりです。
oyukio&meikai.ac.jp
(&の部分を@に代えて使ってください。こうしないと悪意のあるロボットにメアドを盗まれてしまう危険性があるからです。)
そして、メールを書くときには最低限のルールを守りましょう。以下を参考してください。
http://otsuyukio.blogspot.jp/2015/06/blog-post_36.html
出席すべき会議を忘れたり、仕事が遅れてたくさんの方にご迷惑をおかけしたり、お詫びすべきことは数え切れません。しかし、3人の学科主任が献身的に支えて下さり、また、事務職員の方々も本来の職務の域を超えてのご支援をいただき、外国語学部改革へ向けた強い気持ちだけは変わることなく保持することができました。
学部長室も少しずつ大津風に変え始めました。先週末はなんにんかの有志に手伝ってもらい、紀要など出版物の残部を目に見えないところに移しました。そして、できた空間にホワイトボードを入れました。これでかなり議論がしやすくなります。カプセル式コーヒーメーカーも揃えましたので、マグを持参してくだされば、おいしいコーヒーを飲みながら、ソファで談笑できます。あ、紙コップでよろしければ、常備してあります。
ある程度、片づいてみると、学部長室の窓の外には整備された「庭園」が広がっていることに気づきました。初夏を迎えたいまは木々の緑が美しい。
さて、初回の記事はけっこうたくさんの方々に読んでいただいたようです。もちろん、どなたが読んでくださったのかはわかりませんが、数から判断すると、明海大学の学生、院生、教職員だけでなく、保護者の方々や、さらにはもっと広く、直接、明海大学とつながりを持たない方々にも読んでいただいたようです。ありがたいことです。
きょうは主に学生のみなさんに向けたメッセージを書こうと思います。もちろん、それ以外の読者も大歓迎です。
以前ほど耳にしなくなったような気がしますが、「五月病」ということばがあります。4月に入学した新入生が新たな環境に戸惑い、精神的に病んでしまう現象を指すことばです。「新たな環境に戸惑」う原因はいろいろあります。受験勉強で燃え尽きてしまった。志望していた大学への入学が叶わず、一度はあきらめて入学してみたものの、入学した大学は自分の考えていたところとはかけ離れていて、通う意欲が失せてしまった。時間割をはじめ、行動の枠組みがほとんど与えられていた高校までの生活と異なり、自分で考え、判断しなくてはいけない部分が増え、不安で仕方ない。楽しく語り合うことができる友だちができない。などなど。ちなみに、いま挙げたのは。五月病に罹ってしまい、わたくしのところに相談に来た学生たちが実際に語ったことの一部です。
明海大学でもそうですが、いまの日本の大学は学生に対してとても行き届いているところがあって、新入生はクラスに分けられ、それぞれのクラスには担任がつきます。担任は新入生の不安を少しでも減らそうと、いろいろと工夫を凝らして学生たちと向き合います。
《だから、五月病なんか怖くない!》と、いう具合にいけばいいのですがね。なかなか、そうはいきません。人と人との関係には相性というものがありますから。いくらクラスに分けられ、担任がついても、そのクラスの雰囲気になじめないとか、担任の先生が苦手なタイプだったりとか、ありますからね。そのときに、大学というところのよいところは、その気になれば、いろいろなことができるということなんです。まずは、自分が心を割って話せそうな友人や先生を見つけましょう。大学では一時間ごとに違った先生がやってきます。受講する学生の顔ぶれも違います。
でも、そもそも、声をかけるのが苦手なんだという人も少なくないでしょう。それなら、先生にメールを出しましょう。自己紹介をして、こんなことを考えている、あ、もちろん、こんなことで悩んでいるというのでもいいですよ。これなら、面と向かって話すより、ちょっと楽でしょ。
そのときにね、どんな先生でもいいんですよ。べつに担任の先生でなくてもいい。早い話が、たとえば、わたくしのことは入学式の後のオリエンテーションのときに顔を見ただけだというのでもいいんです。大学のもう1つのよいところ、いろいろな人がいるということ、ほんとうに多様なんです。
そんなこと言ったって、面識もないのにとか、学部長職で忙しいだろう(実際、そうだって、冒頭に書きましたものね)とか、そんなこと、考える必要はありません。そういう「制約」はできるだけ少なく考えればいいのです。だって、どんなに忙しくても、学生とお茶を飲む時間ぐらいはなんとか工夫できないはずがありませんものね。
そうそう、わたくしのメアドですが、以下のとおりです。
oyukio&meikai.ac.jp
(&の部分を@に代えて使ってください。こうしないと悪意のあるロボットにメアドを盗まれてしまう危険性があるからです。)
そして、メールを書くときには最低限のルールを守りましょう。以下を参考してください。
http://otsuyukio.blogspot.jp/2015/06/blog-post_36.html
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