2016年6月8日水曜日

先々代外国語学部長 原口庄輔さんのご命日

6月7日、先々代の外国語学部長であった原口庄輔さんのご命日がまた巡ってきました。亡くなられたのは2012年ですので、4年の歳月が経過したことになります。

原口さんとは古くからのおつきあいで、「大津君、大津君」ととてもかわいがっていただきました。

原口さんは世界的な音韻論学者であると同時に、世界的に有名な酒呑みで、いつも楽しいお酒でした。

2013年4月、原口さんにとって最後の大学拠点となった明海大学へわたくしも移籍しました。そして、この4月、外国語学部長・大学院応用言語学研究科長となり、原口さんがかつて4年間執務された外国語学部長室へ引っ越してきました。じつは、うかつにも、ごく最近になるまで、そのことに気づいていませんでした。数日前、もう大学内にひと気がなくなった午後8時ごろ、学部長室で仕事をしていたとき、ふっと、原口さんを感じたのです。「大津君、呑もうよ!」と声をかけられたような気がしたのです。ちょっと怖い話ではありますが、不思議なことに、怖さは感じませんでした。《そうか、ここは原口さんの拠点だったのだ!》

以来、原口さんは遊びにはきませんが、きょうはお命日なので、シャクヤクの花を研究室に飾りました。白でとも思ったのですが、「大津君、もう少し色気が欲しいよ」と言われそうなので、ちょっとばかり艶のあるものにしました。

いま、かつて原口さんが意欲を燃やしていた外国語学部・応用言語学研究科の改革に取り組んでいます。日本の非スーパーグローバル大学級大学改革のモデルケースにしたいという気持ちもあります。

原口さん、力を貸してください。