2017年1月1日日曜日

時期外れのサマーキャンプ報告

以下の文章は2016年9月に認めたものですが、補足するつもりでネット上に上げないまま、時間だけが経過してしまいました。すでに約半年の時期外れですが、年が改まった、この機会に公開することにしました。


2016913日(火曜日)、14日(水曜日)に千葉県鴨川市の鴨川ホテル三日月で2016年度明海大学浦安キャンパス学友会サマーキャンプが開催されました。このキャンプは、学生部長ほか関係教職員が学生代表と協力して、企画・運営するものです。

このキャンプはつぎのを目的とするものとされています。
日本人学生、外国人留学生及び教職員等が互いの連帯感と本学への帰属意識を深め、ともに本学の発展に寄与するを目的として実施する。(キャンプのしおりにあったものに若干の補正を加えた)

学長を含む教職員・教育後援会(保護者会)・同窓会関係者62名、留学生32名を含む学生121名が2日間に寝食を共にしながら、明海大学に関わるいくつかのテーマについて語り合うという企画です。

1日目は、開会式などの後、午後145分から5時までが分科会、7時から830分までが懇親会です。2日目は、朝食の後、午前10時から1110分まで分科会の報告会および閉会式という日程です。大部分の参加者は大学が用意したバスで大学・安房鴨川間を往復しました。帰路には、マザー牧場とアウトレットに立ち寄る観光オプションが用意されていましたが、雨天のため、マザー牧場コースもアウトレットコースに合流することになりました。

キャンプの中心に位置づけられているのが分科会で、今回はつぎの4つのテーマが用意されました。
1 明海大学の新しい魅力を発見する
2 教員と学生の交流を深めるには
3 課外活動の活性化に向けて
4 学部間の交流を深めるには

テーマ別に12の班が用意され、それぞれの班に15人程度の学生、教職員、教育後援会・同窓会関係者が割り振られました。学生の1人が進行役、別の1人が進行補助役となり、会を先導しました。

わたくしは4年前に専任教員として赴任して以来、このキャンプに毎年、参加していますが、学生たちとゆっくり話し合える、この機会を大いに楽しみにしています。ことしの分科会では、「明海大学の新しい魅力を発見する」をテーマにした班の1つに加わりました。

3時間強の討論時間ですが、主体はあくまで学生たちで、教職員はあまり口を挟まないようにという学生部長からの要請があったので、できるだけそうするように心がけ、最小限の助言をするに留めました。

以下、ことしのキャンプに参加しての感想を記します。

上にも述べたとおり、このキャンプは学生主体で企画、運営されるものです。その先頭に立った学友会会長の河本沙綾さんのリーダーシップは特筆に値すると言えます。開会式での挨拶は簡潔なものでしたが、必要なことがらをきちんと押さえた立派なものでした。そして、開会式が終わろうとしたとき、そのあとの段取りについての打ち合わせに不十分なところがあり、学生を補助していた職員を含め、多少の狼狽が見られたとき、河本さんはさっとマイクを手にして、自分の決断で、このあと、どうするのかを明確に指示しました。フロアの最前列にいたわたくしにはその始終を目にしており、このとき、思わず河本さんに対して拍手を送りたいと思ったほどです。

以前に、学友会の当時の会長であった上澤敬之君についてこんなことを書いたことがあります。

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(前略)学友会会長の上澤敬之君のリーダーシップは特筆に値すると言えます。開会式、閉会式でのスピーチも見事なものでしたし、なによりも印象的だったのは、報告会での質疑応答の際、学友会の立場から必要と思われるコメントを的確に加えていた点です。あらかじめ準備できるスピーチと違い、質疑応答のようにどんな意見が飛び出るかわからない状況で、的確なコメントを加えることは簡単にできるものではありません。ごく最近の例を挙げれば、オリンピック招致のプレゼンで、準備されたスピーチは上手にできたのに、質疑となると的外れの応答をしていた人がいましたね。とくに、今回のように、フロアからの質問やコメントの多くが教員から寄せられた場合、学生の立場としてはついつい萎縮してしまうものです。しかし、上澤君はきちんと、しかも、相手に対して礼を失することなく対応していました。
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河本さんは確かまだ3年生のはずですから、この立派な先輩に少しでも近づけるよう、一層努力してほしいと思います。期待しています。